JDドットコム、4~6月期減収増益 物流24%増、新規事業の赤字も縮小
中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)は8月13日、2026年4~6月期の決算を発表した。売上高は前年同期比2.9%減の3464億元(約8兆3100億円)、親会社株主に帰属する純利益は約15%増の71億元(約1700億円)、非GAAPベースでは約21%増の89億元(約2100億円)だった。営業損益は前年同期の9億元(約220億円)の赤字から45億元(約1080億円)の黒字に転換し、営業利益率は1.3%となった。
売上高の内訳を見ると、商品販売による売上高は5.4%減の2671億元(約6兆4100億円)。このうち電子機器・家電は11.8%減少した一方、日用品は5.6%増加した。サービス収入は6.8%増の793億元(約1兆9000億円)で、うちプラットフォーム・広告サービス収入は8.3%増だった。
事業別では、京東零售(JD Retail)の売上高が4.7%減の2954億元(約7兆900億円)だった。中国のECセール「618」期間中には実店舗事業や高級ブランド分野をさらに強化し、商業施設「京東MALL」の上海店と香港店を新たに開業した。また5月には仏高級ブランド「シャネル」と戦略提携を結び、7月には米会員制量販店のコストコが、京東を中国本土で初のオンライン小売パートナーにすると発表した。
京東物流(JD Logistics)の売上高は24.3%増の641億元(約1兆5400億円)、営業利益は15.6%増の22億6000万元(約540億円)だった。現在、自動配送車は中国20以上の省・地域で日常的に運用されており、広東省深圳市などでは夜間配送の取り組みも進んでいる。
京東外売(JD Food Delivery)などを含む新規事業の売上高は47.6%減の72億6000万元(約1700億円)。営業損失は前年同期の147億8000万元(約3600億円)から98億5000万元(約2400億円)に縮小した。京東は、フードデリバリー事業への投資規模を縮小したことに加え、運営効率の向上や収益源の多様化が寄与したとしている。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)