中国の医療用外骨格「Milebot」、約24億円を調達 海外売上比率は3割超に
中国の医療用外骨格(パワーアシストスーツ)メーカー「邁步機器人(Milebot Robotics)」がこのほど、中信建投(China Securities)から戦略的投資として約1億元(約24億円)を調達したことを発表した。今回の資金調達は、主に最先端技術と臨床応用との融合、製品ラインナップの拡充、そして海外市場への展開に充てられる。
2016年に設立された邁步機器人は、中国で比較的早い時期に医療用外骨格の商用化を実現した企業の一社だ。同社によると、2025年の業績が前年比で約200%増となり、海外市場の売上高比率はすでに3分の1を超えたという。
邁歩機器人のコア技術は、独自に開発したフレキシブルアクチュエータだ。従来の剛性外骨格が主に機械構造によって四肢を動かすのとは異なり、同社のソリューションは生体力学モデルとリハビリテーション訓練メカニズムを組み合わせ、患者が主体的に運動に参加できるよう導く。同社が公開した臨床データによると、脳卒中患者が関連トレーニングを受けた場合、運動機能の改善に必要な時間は従来の治療に比べて約半分に短縮された。

邁步機器人の医療用外骨格を装着したリハビリの様子
邁步機器人は現在、下肢リハビリテーション、手頃な価格の健康管理・介護、日常の歩行支援という3つの製品ラインを構築している。主力製品は中国国家薬品監督管理局(NMPA)の第二類医療機器(安全性・有効性を保障するための管理が求められる医療機器)登録証を取得し、量産・販売を実現している。
同社はこれを基盤として、近年ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)と外骨格ロボットの融合をさらに模索し、関連技術のリハビリテーション医療現場への導入を進めている。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)