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4月8日、アリババグループの研究機関「アリババ達摩院(Alibaba DAMO Academy)」が、自社開発の3Dノイズリダクションおよび画像強調アルゴリズムを搭載したイメージシグナルプロセッサ(ISP)をリリースした。路上テストによると、このISPは、夜間や高速移動など困難な環境下での画像認識精度を、業界の主流製品と比べて10%以上高めることに成功したという。このISPはすでにアリババの無人物流車に搭載されており、現在上海、成都、杭州、河北省雄安新区などの封鎖された敷地内において、小型配送車両が運用されている。
物流以外にも、アリババは無人運転分野でいくつかの駒を持っている。2019年12月、アリババ傘下の「高徳地図(Autonavi)」と米半導体メーカー「NVIDIA」は、高徳地図の高精細地図とNVIDIAの自動運転チップおよび位置決定アルゴリズムに基づいた、高精度位置決定ソリューションの提供を発表した。また同じく2019年12月、アリババが投資する自動運転技術開発企業「AutoX(裹動智駕)」は、米国カリフォルニア州で無人自動運転車の実験走行を申請し、2020年には自動車大手の「FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)」と提携し、中国国内でロボタクシーサービスの開始を計画している。
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