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米ゼネラル・モーターズ(GM)中国総裁のJulian Blissett氏は、同社の第3世代電気自動車(EV)プラットフォーム「BEV3」を中国市場に導入することを明らかにした。また、GMは車載電池大手の「寧徳時代(CATL)」とすでに関係を築いており、将来的にはCATLと提携し次世代バッテリー「アルティアム(Ultium)」を生産する可能性があるとも語った。
GMは2023年までに全世界でEVを20モデル発売し、中国と米国では2025年までに年間100万台のEVを販売する計画を立てている。BEV3は、GMのEV化戦略の肝であり、バッテリーは低コストのアルティアムを採用する。アルティアムの特徴は、バッテリーパック内でセルを水平または垂直に積み重ねることができる点。また、NMCA(ニッケル・マンガン・コバルト・アルミニウム)ケミストリーを採用しており、コバルトの使用量は従来のバッテリーに比べ7割削減されている。また、各モジュールごとに独立したバッテリー管理システムがあり、家庭用充電や直流急速充電にも対応している。バッテリー容量は50~200kWhで、航続距離は640Km。
国際市場では、GMはアルティアムの生産で韓国のLGと提携しているが、中国については、Blissett氏は以下のように述べている。「我々は新エネルギー車について、コア部品の輸入は予定していない。ドライブユニット・バッテリー・モーターなどは中国で製造される」。
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