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中印の緊張関係のため、バイトダンス(字節跳動)が展開するショート動画アプリ「TikTok」及びSNSアプリ「Helo」がインドのアプリストアから削除された。バイトダンスに近い人物によると、同社は過去数年間でインドに10億ドル(約1075億円)以上を投資していたが、傘下の製品は現在インド市場でほぼ壊滅状態に陥り、60億ドル(約6450億円)以上の損失が発生する可能性があるという。同関係筋はまた、この金額は禁止されたアプリを提供する他の全企業の合計損失額を上回る可能性が高いとも述べている。
TikTokはすでに世界100カ国以上に進出しているが、そのうちインドは同社にとって最大のマーケットとなっている。米調査会社SensorTowerのデータによれば、TikTokのインドでのダウンロード数(Apple StoreおよびGoogle Play Store経由のもののみ統計)は2019年に延べ3億2300万回に達し、TikTokの世界総ダウンロード回数の44%を占めた。
ロイター通信の報道によると、バイトダンスは今週、中国製アプリ禁止令について説明を求めるためインドの当局者と話し合いを行うことになっている。
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