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8月5日夜、電気自動車(EV)用電池メーカー最大手「CATL(寧徳時代)」はドイツ自動車大手ダイムラーの高級車部門メルセデス・ベンツとバッテリー技術の分野で協力関係を強化すると発表した。両社はバッテリー技術の共同開発を進め、CATLはメルセデス・ベンツの大規模なEV化を支援するとしている。ダイムラーグループで研究開発を統括するマーカス・シェーファー取締役は、「CATLは今後数年間、当社の次世代EVブランド『EQ』にバッテリーを供給する主要なサプライヤーとなる」と語った。
CATLはドイツ・テューリンゲンに工場を建設するなど、メルセデス・ベンツに対しより競争力のある製品を安定供給するため、欧州におけるサービス体系の構築・改善を進めている。これによりメルセデス・ベンツはバッテリーの現地調達が可能になり、サプライチェーンの現地調達率をさらに向上させることができる。
2020年、CATLの新エネルギー車用バッテリー事業はホンダや米EV大手テスラの支持を獲得した。7月、ホンダがCATLの株式約1%を取得し、CATLとホンダが包括的なアライアンス契約を締結したことが発表された。今後、ホンダにはCATLから新エネルギー車用バッテリーが提供され、このバッテリーを搭載し中国で生産されたホンダの新エネルギー車は、2022年から中国市場に投入される見込みだ。
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