ファーウェイ「Harmony OS」を来年には自社スマホに搭載

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2020年9月10日、ファーウェイ(華為科技)コンシューマ事業のリチャード・ユー(余承東)CEOが年次開発者会議で、独自OS「Harmony OS(鴻蒙OS)」をバージョン2.0にアップデートし、アプリ開発者向けのベータ版をリリースしたと発表した。また、12月にはスマートフォン用Harmony OSのベータ版をまず国内の開発者向けにリリースするとし、同OSが来年同社製スマートフォンに搭載される予定だと伝えた。

Harmony OSは、ファーウェイが2012年から開発を進めているAndroidアプリと互換性のあるクロスプラットフォームOS。これまではスマートTVなどIoT製品を中心に利用され、スマートフォン向けのシステムとしては使われてこなかった。

ファーウェイが米政府による制裁措置の影響を受け、自社製品でGoogleのGMS (Google Mobile Service)エコシステムを利用できなくなって以降も、Androidは引き続き利用可能だったため、同社は独自のHarmony OSをスマートフォンに導入することはなかった。

しかし今、ファーウェイはスマートフォン事業をより独立性を持つものにする計画を明確にし、さらにHarmony OSを一刻も早くオープンなシステムに成長させるため、同OSをオープンソース化すると発表した。開発者にはエミュレータ、SDK(ソフトウェア開発キット)パッケージ、IDE(統合開発環境)ツールが提供される。

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