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市場調査会社「IDC」が10月14日に公表した『世界スマートフォントラッカー』によると、2020年、世界の5Gスマートフォンの出荷台数は約2億4000万台に達し、このうち中国市場では67.7%にあたる1億6000万台を上回り、今後5年間は中国が世界シェアの約半分を占め続けると予測している。
中国が世界の5G市場をリードできる主な要因は2つある。1つ目は、国際市場における5G端末の平均価格が837ドル(約8万8000円)であるのに対し、中国ではわずか平均464ドル(約4万9000円)で販売されており、価格が低く抑えられていること。2つ目は、中国の5Gユーザー数はすでに1億5000万人以上いると伝えられているように、主要価格帯のユーザー層をより広くカバーしていることだ。
5G基地局について見ると、2020年9月時点で中国通信キャリア大手「中国移動(チャイナ・モバイル)」が35万カ所、同じく大手の「中国聯通(チャイナ・ユニコム)」と「中国電信(チャイナ・テレコム)」が共同で33万カ所を設置している。中国全土で合計68万カ所にのぼる5G基地局が運用を開始しており、世界最大規模の5Gネットワークが構築されている。
最近では上記の中国3大キャリアは4Gの各種セットプランの提供を取り止め、低価格の5Gセットプランを発売し、より多くのユーザーを引き付けている。
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