<ユニクロ2018年最新財務報告>躍進に貢献続く中国市場、2021年に1000店展開目指す

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<ユニクロ2018年最新財務報告>躍進に貢献続く中国市場、2021年に1000店展開目指す

优衣库发布最新财报,中国市场依然贡献最大增长

毫无意外地,中国依旧是对优衣库利润增长贡献最大的市场。

今日,优衣库母公司迅销集团发布2018财年前三季度财报。截至2018年5月底的前三季度,迅销集团收入同比增长15.3%至1.7万亿日元(约合1008亿人民币),经营利润同比上涨32.3%至2388亿日元(约合141.6亿人民币),净利润大涨23.5%至1483亿日元(约合87.9亿人民币)。

其中第三季度,迅销集团收入同比增长12.4%至7044亿日元(约合147.7亿人民币),净利润上涨93.1%至441亿日元(约合26.2亿人民币)。

最前线丨优衣库发布最新财报,中国市场依然贡献最大增长

优衣库2018财年前三季度营收数据

从地区来看,相比于日本市场销售额7.8%的增长和经营利润29.6%的增长,包括大中华区等海外市场销售额增长更为明显,达到23.5%,经营利润上涨65%。财报显示,大中华区(内地、香港、台湾)营收、利润增长超过其他海外市场的总和;同时,也超过了日本本地市场。

中国已连续多年成为优衣库本地市场以外第二大市场。据优衣库2017财年财报,中国市场为优衣库贡献了海外板块利润的70%。

除了供应链把控能力强、产品革新速度快等因素,精准营销也是优衣库能够收割中国市场的重要原因。不过,与大部分快时尚品牌不同的是,优衣库很少蹭明星流量和热点,而是通过产品和门店本身来连接消费者,增强互动体验。

在产品营销上,优衣库通常采用与设计师和国际IP跨界联名的方式提升产品时尚度。例如,今年4月,优衣库推出与漫威合作的超级英雄系列UT,引发门店排队潮。

在门店方面,近两年来,为了适应中国的新零售环境,优衣库在门店体验和库存上做了不少改变。

今年春节,优衣库在中国推出“线上下单,全国任意门店取货,最快24小时内取货”服务,加速渠道融合,但这需要极大增强库存的把控能力。为此,优衣库在中国500家门店引入RFID电子标签,成为首个在全球范围内使用电子标签的日本零售商。通过 RFID 技术,优衣库可以实时监测门店的销售情况并及时调配商品。

此外,由于中国市场订单量大且地区分布不均,为了防止库存堆积等问题,中国成为优衣库首个使用周核算制度的市场。通过这种核算制度,优衣库能够以最快速度查看不同门店的需求和库存状况,根据不同门店消费者的不同需求调整品类和销售战略,在兼顾扩张速度的同时保证利润不受到影响。

目前看来,这些改变刺激了销售。优衣库2017财年财报显示,2017年双十一购物节期间,门店自提服务带来的顾客销售,是前一年双十一的五倍以上。

基于中国市场的稳定增长,在快时尚品牌迎来关店潮的灰暗时期,优衣库仍然定下开新店的计划。

未来,优衣库想要超越Zara和H&M,成为目前全球最大服装连锁店。其母公司迅销有限公司主席、总裁兼CEO柳井正给大中华区定下了新的目标:2021年将门店数扩增至1000家,实现营业额达625亿元,营业利润达125亿元。这意味着,优衣库每年要在中国新开100家左右的门店。

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驚くことではないが、中国は依然としてユニクロの利潤増大に貢献する最大の市場である。

2018年7月12日、ユニクロの母体であるファーストリテイリンググループは2018年の第57期第3四半期の財務報告を発表した。2018年5月末まで過去9ヶ月の連結業績で、同グループの累計売上収益は前年同期比15.3%増の1兆7,000万円、営業利益は同32.3%増の2,388億円、純利益は23.5%増の1,483億円であった。

第3四半期の3ヶ月では、売上収益は前年同期比12.4%増の7,044億円(約147億7,000万人民元)、純利益は93.1%増の441億円(約26億2,000万人民元)であった。


ユニクロ2018会計年度前3四半期の営業収入

ユニクロ海外売上の7割が中国

日本市場の販売額7.8%増および営業利益29.6%増と比較すると、海外市場の販売額は23.5%増に達するほど増加が著しく、営業利益については65%増である。うち、中華圏(中国大陸・香港・台湾)の営業収入、利潤の増加は、その他海外市場の総額を越えていると同時に、日本市場のそれをも越えている。

中国は長年にわたり、本国市場を除けばユニクロ最大の市場となっている。2017年の財務報告によると、同海外部門の利益の70%は中国市場によるものである。

ユニクロの勝因

強力なサプライチェーンの管理や迅速な商品開発などの要素を除き、精度の高いマーケティングもユニクロが中国市場で成功した重要な要因である。多くのファストファッションブランドと異なり、ユニクロは有名人の拡散力や話題性に依存することなく、消費者と商品・店舗との直接の結びつきを大切にし、インタラクティブな体験を強化している。

商品のマーケティングにおいて、ユニクロは、著名デザイナーや世界的なIP(知的財産コンテンツ)との融合によって商品のトレンド性を高めている。例えば今年4月、ユニクロは米コミック出版大手のマーベルとコラボを展開。同社の人気コミックに登場するスーパーヒーローをフィーチャーしたキャラクターTシャツ「マーベルUT」を売り出し、店舗に行列ができるほどの人気を博した。

中国市場で試みるシステム革新、現地市場への適応

また、中国市場の小売現場では、ここ2年ほど現地で盛り上がりを見せている「ニューリテール(O2Oを主体とした新しい小売業態)」への適応を試みている。具体的には、店舗環境と在庫状況を大きく変えた。例えば今年の旧正月期はオンラインストアでの購入者を対象に、「国内全店舗で最短24時間以内の商品受け取りサービス」を展開。まさにO2O(オンライン・トゥ・オフライン)を推し進めた。これを実現するには在庫管理を強化する必要があったが、ユニクロは中国国内の500店舗にRFIDの電子タグを導入した。RFID技術によって、ユニクロはリアルタイムで店舗の売れ行き状況を管理することができ、さらにタイムリーに商品を配置することができるようになった。ユニクロは日本の小売業者として初めて、各国店舗に電子タグの採用を実現したことになる。

他にも、中国市場における大量注文や地域分布の不均衡による在庫超過などの問題を防ぐために、週計算システムを採用した。同社にとっては中国が、同システムを導入した初めての市場となった。この週計算システムによって、ユニクロは各店舗の需要と在庫状況をいち早く参照でき、各店舗が抱える顧客の異なる需要に基づいて、商品の種類やマーケティング戦略をカスタマイズする。事業拡大スピードと確保しつつ、利益は悪影響を受けないようになっている。

現在、このような改革は販売に刺激を与えている。ユニクロの2017年の財務報告では、同年の「双十一(※)」期間中、実店舗への来店客による売上は、前年の5倍以上であった。
(※双十一:「ふたつの11」。中国では11月11日を「独身の日」とし、大手ECを中心に大々的なバーゲンセールが行われる)

中国市場の安定的な成長により、各ファストファッションブランドは閉店ラッシュというやや暗い時代を迎えているが、ユニクロは依然として新店舗を拡大する予定だ。

2021年までに中国で1000店出店へ

ユニクロは今後、競合のZaraやH&Mを越え、全世界で最大のアパレルチェーンとなることを目指す。そんな中、ファーストリテイリングの代表取締役会長兼CEO柳井正氏が中華圏で実現を目指すに新たな目標は、「2021年には中国国内出店数1000店舗、売上高625億元、営業利益125億元」である。これはユニクロが今後、中国市場で毎年100店舗あまりをオープンさせることを意味している。

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