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中国ゲーム産業の年次総会がこのほど開催され、その中で「2020年中国ゲーム産業報告」が発表された。
報告によると2020年、中国国内ゲーム市場の売上高は前年比20.71%増の2786億8700万元(約4兆4400億円)に達するという。そのうち、中国で独自開発されたゲームの国内市場における売上高は同26.74%増の2401億9200万元(約3兆8300億円)で、海外における売上高は同33.25%増で初めて1000億元(約1兆5900億円)の大台を超えた。中国のゲームユーザー数については安定した伸びを見せており、同3.7%増の6億6500万人とのこと。
中国国内のゲーム市場では、テンセント(騰訊)とネットイース(網易)が二大巨頭といえる存在になっている。ネットイースは2020年第3四半期、オンラインゲーム事業の売上高が前年同期比20.2%増の約138億6000万元(約2190億円)で、テンセントは同年第2四半期、モバイルゲームの売上高が同40%増の382億8800万元(約6110億円)だった。
両巨頭の存在感が大きいが、その他のゲームデベロッパーも開発力を増しており、「Papergames(疊紙)」、「miHoYo(米哈游)」、「Hypergryph(鷹角)」などの新興企業が台頭してきている。米モバイルアプリ調査会社「Sensor Tower」のデータによると、miHoYoのアクションRPG『原神』は、世界モバイルゲーム売上ランキングで過去2カ月にわたり首位のテンセント『王者栄耀(Honor of Kings)』に続く第2位になっており、同じくテンセントの『PUBG MOBILE』(中国版『和平精英(Game for Peace)』を含む)を超える売り上げをたたき出している。
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