セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国の大手ベンチャーキャピタルの一つである「啓明創投(Qiming Venture Partners)」は1月26日、人民元建て第6号ファンドで28億5200万元(約461億円)規模の資金を調達したと発表した。今回の資金調達完了時点で、啓明創投の運用総資産は59億ドル(約6000億円)に達する。この人民元建てファンドは、引き続き同社重点路線のTMT(テクノロジー、メディア、通信)とヘルスケアの2大セクターに注力すると報じられている。
2006年に設立された啓明創投は、人民元と米ドル両通貨で多数のファンドを有し、これまでに合計380社を超える企業に投資実績を持つ。うち130社以上の投資先企業が上場達成、或いは他の方法でイグジットを実現している。
その中にはスマートフォン大手の「シャオミ(小米科技)」、インスリン特化型の製薬会社「甘李薬業(Gan & Lee Pharmaceuticals)」、生活関連O2Oサービス「美団点評(Meituan Dianping)」、動画共有大手「ビリビリ動画(bilibili)」、ロボット掃除機開発の「石頭科技(Roborock)」、ワクチン開発の「康希諾生物(CanSinoBIO)」などが含まれる。
啓明創投は、IPO準備中もしくはすでに手続きに入っている投資先企業を40社以上抱えており、今後2年の間に上場を目指すとしている。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録