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PCメーカー大手のレノボグループ(聯想集団)が2月3日、2020年第3四半期(20年10~12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比22.3%増の1142億元(約1兆8000億円)。税引前利益は同51.6%増の39億元(約630億円)、純利益は同53.1%増の26億元(約420億円)であった。
事業セグメント別では、パソコン・スマートデバイス事業の売上高は前年同期比26.5%増の928億元(約1兆5100億円)、税引前利益は同35%増、税引前利益率は6.6%。世界パソコン市場におけるシェアは25.3%に達した。
モバイル事業の売上高は前年同期比10.1%増の100億7000万元(約1630億円)、純利益は6700万元(約10億9000万円)で再び黒字化。データセンター事業の売上高は108億2000万元(約1760億円)で、利益率は前年同期比1%増となった。
注目すべきは、同社の「新たな原動力」と見なす「インテリジェント・トランスフォーメーション(IX)事業」も成長を維持していることだ。ソフトウェアとサービスを合わせた売上高は前年同期比35.9%増の92億元(約1490億円)で、グループ総売上高の8.1%を占め、過去最高となった。
また、業績報告と同時に、レノボは新たな組織構造スキームとして「Solutions&Services Group(SSG)」を設立すると発表。各業界のインテリジェント化に向けたソリューション、機器、運用およびメンテナンスなどのサービス、そしてDaaS(Device as a Service;サービスとしての機器)に加えてサーバー、ストレージなどのデータセンター製品を月額払いで利用可能にするサービス「TruScale」など、データ中心型のサービスを提供する「“X”aaS」ビジネスの成長促進に尽力するという。
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