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東南アジア地域のEC向けにワンストップ式の総合物流サービスを手掛けるタイのスタートアップ「Flash Group」が、シリーズD+とシリーズEで計1億5000万ドル(約164億円)を調達した。シリーズD+のリード・インベスターはタイ「サイアム商業銀行(SCB)」の子会社で投資事業を担当する「SCB10X」、コ・インベスターは同国の情報セキュリティ技術プロバイダー「Chan Wanich」。シリーズEのリード・インベスターはシンガポールを拠点とするファンド「不二資本(Buer Capital)」、コ・インベスターは既存株主のSCB10X、アリババ系ファンド「eWTP Capital」、国営エネルギー大手のタイ石油公社(PTT)、同国飲料大手のレッドブル・グループ、アユタヤ銀行など。Flash Groupは昨年10月にシリーズDで2億ドル(約219億円)を調達したばかり。
Flash Groupは2018年に設立された。現在、同社のサービスの主な利用者は、東南アジアの大手EC「Lazada」や「Shopee」 に加え、ソーシャルECや独立系ECプラットフォームを利用する中小規模の販売者である。
Flash Groupの主力事業は「Flash Express」と「Flash Fulfilment」の二つ。Flash Expressは、システムとビッグデータを活用し、物流・配送に関するあらゆるサービスを提供するプラットフォームで、マネジメント・運営を高度にデジタル化し、1日に最大200万件を受注できるという。Flash Fulfilmentでは倉庫管理に関するさまざまなソリューションを提供している。
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