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中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下で医療関連ITサービスを手掛ける阿里健康(アリババ・ヘルス)が、中医学(中国の伝統医学)関連アプリ「小鹿中医」を運営する「紫宸正陽科技(Zichen Zhengyang Technology)」(以下、「小鹿中医」)を買収した。
小鹿中医は2015年、中国検索エンジン「捜狗(Sogou)」の元主任研究員だった張闊氏によって設立され、これまでに総額約4億3000万元(約72億6000万円)を調達してきた。
小鹿中医は、オンラインでの健康相談や診療のほか、医薬品配達や再診などの関連サービスにも業務を拡張している。同社の収益源は主に「医療」と「医薬品」の2つから成る。医療での収益源は患者が支払う相談料および診察料で、収益はプラットフォームと医師が一定の割合で分配する。医薬品による収益はプラットフォームでの医薬品販売で、プラットフォームが利益のうち一定の割合を受け取る。
阿里健康は2020年9月、オンライン医療アプリの名称を「医鹿」に変更した。小鹿中医を買収後、同社は中医学関連でより優位にサービスを展開していくとみられている。
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