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テンセント(騰訊)のビジネスチャットツール「WeChat Work(企業微信)」をベースとしたソーシャルCRM(Social Customer Relationship Management)サービスを提供する「探馬SCRM(北京探馬企服科技、TanMarket)」が、シリーズB+で3000万ドル(約34億円)を調達した。リードインベスターは「鐘鼎資本(Eastern Bell Capital)」で、既存株主も増資を行った。
ソーシャルCRMとは、企業がソーシャルメディアを用いて顧客との関係性を構築・管理するためのシステムのことである。2019年12月にリリースされたWeChat Workのバージョン3.0で、企業用と個人用のWeChatの相互運用が正式にスタートして以来、ソーシャルCRM分野は多くのスタートアップ企業にとって新たなビジネスチャンスの宝庫となっている。
2020年に設立された探馬SCRMは、最初期にWeChat Workエコシステムに参入したサービスプロバイダーだ。同社は顧客企業に向け、ユーザー獲得からコンバージョン、取引、運営までと、WeChat WorkをベースとしたソーシャルCRMの全プロセスに対応したソリューションを提供する。
マーケティング面では、ユーザーの広告プラットフォームへの接続をサポートし、複数のチャネルから糸口を獲得したうえで、ソーシャルCRMシステムの利用を促す。また、ユーザー情報を表示・管理できるチャットサイドバー、SOP(標準作業手順書)、マーケティングツールにより、コンバージョン率、アフターフォロー効率、リピート率を改善する。
サービス面では体系的トレーニング、情報提供、Q&A、事業体系の見直し、ベンチマーキング研修など、ライトなサービスを提供している。
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