バイトダンス、クラウドインフラ市場参入、3年で利用者10万人目指す

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TikTokを運営するバイトダンス(字節跳動)傘下の「Volcengine(火山引擎)」が12月2日、クラウドインフラ、動画およびコンテンツの配信、データミドルプラットフォーム、開発ミドルプラットフォーム、AIの5大分野を網羅するクラウド製品をローンチした。提供サービスは78種類、基盤となるハードウェアのほか、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)をカバーする 。また、バイトダンスはサーバー、DPU(データ処理装置)、AIチップなどのハードウェアも自社開発し、Volcengineのクラウド製品を介して外部にサービスを提供する。

米コンピューターソフトウェア企業「フレクセラ・ソフトウェア(Flexera Software)」が発行したクラウドサービス調査レポート「2021 State of the Cloud Report」によると、企業の92%がマルチクラウド戦略を採用しており、パブリッククラウドの使用数は1社平均2.6種類だったという。

Volcengineは、クラウドネイティブ・アーキテクチャとマルチクラウド技術ツールにより、顧客企業のマルチクラウド展開を可能にした。同社はまた「万有計画」を始動、この計画により、エコシステムパートナー1000社と協力し、今後3年間で10万人にクラウドサービスを提供するとのこと。

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