中国初、ハイセンスが独自開発の8K対応AI画像処理チップを発表 東芝ブランドに応用

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中国の大手家電メーカー「ハイセンス(海信集団、Hisense)」が同国初となる完全独自開発の8K向けAI(人工知能)画像処理チップを発表した。このチップは同社における第5世代の画像処理チップとなる。AIセンシング処理により、ユーザーの視覚焦点に応じてディープラーニング(深層学習)と画像処理を行うことで、解像度、コントラスト、色彩、動きの滑らかさを大幅に向上させた。

ハイセンスは2017年に東芝のテレビ事業を買収した企業である。現在、同社は新型チップの製品への搭載を開始しており、22年はハイセンスと東芝の2大傘下ブランドを含む複数のシリーズのディスプレイ全てに同チップを搭載すると明らかにした。

具体的な仕様を見ると、この第5世代画像処理チップは従来のものよりサイズが大きく、3300万画素以上で映像情報を正確に再構成し、ディテールまで表示できる。色彩コントロールについては、同チップは48ビット色深度と7897のカラーポイントコントロールに対応し、色彩表示効果を高めている。チップ内部に搭載された専用のNPU(ニューラルネットワークプロセッシングユニット)により高精度のAI演算に対応し、「センシング」画像処理機能を実現。これによりリアルタイムかつ自動で最適化処理を行うことができる。

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