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独フォルクスワーゲン(VW)グループの自動車用ソフトウエア開発会社「CARIAD(カリアド)」が4月28日、中国法人の設立を発表し、中国市場における戦略を明らかにした。カリアドが欧州以外で現地法人を設立するのは初めて。
フォルクスワーゲンは2021年、中国市場で純電気自動車(BEV)約9万3000台を販売した。うち7万台が「ID.」シリーズだった。
カリアドによると、中国法人は中国ユーザー向けのソフトウエアを開発する。統一的で拡張性のあるソフトウエアプラットフォームを本社と共同開発するほか、先進運転支援システムや自動運転、次世代スマートコネクティビティ機能などを開発する方針だという。また、中国でより多くのソフトウエア開発人材を採用し、中国法人の研究開発能力を強化する計画もある。すでに600人抱えている中国人従業員を23年末までに倍増させ、現地採用したソフトウエア開発スタッフの割合を9割以上にするという。
発表会では、中国法人による「レインボー」プロジェクトも紹介された。同プロジェクトでは、ドライバーの服装に合わせてスマートコックピット内の全てのデジタル要素を調整する機能を開発している。
(36Kr Japan編集部)
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