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ショート動画アプリ「TikTok」とその中国版「抖音(Douyin)」を運営する字節跳動(バイトダンス)が複数の子会社の社名を「抖音」に変更した模様だ。
中国の政府機関が運営する「国家企業信用情報公示システム」では、「北京字節跳動科技有限公司」から「北京抖音信息服務有限公司」に変更されている。香港の企業データベース「香港公司網上査冊中心」によると、「字節跳動(香港)」も5月6日、「抖音集団(香港)」に社名変更している。
バイトダンスの主な国内事業は、ショート動画アプリの抖音のほか、ニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」や動画配信サービス「西瓜視頻(Xigua Video)」、検索エンジンの「頭条捜索」と「悟空捜索」、インターネット百科事典「快懂百科」など。中でも抖音は、同社の売上高の7割近くを占めるとされる。
市場では2020年、バイトダンスが抖音を分割し、香港で上場させる計画だとの噂が流れたが、その後の実質的な進展はみられなかった。しかし、今回の社名変更に加え、4月には新たな最高財務責任者(CFO)として米スキャデン・アープス法律事務所の高準(Julie Gao)氏を迎えている。これらの動きから、バイトダンスが抖音などの国内事業を取りまとめ、抖音集団として上場をさせることを改めて検討しているとみられる。
(36Kr Japan編集部)
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