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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が2022年第4四半期(9~12月)に、100万元(約2000万円)を上回る新ハイエンドブランドの発表を計画している。中国の経済メディア「第一財経(CBN)」が関係者の話として報じた。
BYDのブランドPR事業部総経理である李雲飛氏は以前、ハイエンドブランドに関する情報をソーシャルメディアに投稿していた。その価格帯は、従来の計画では80万〜150万元(約1600万円~3000万円)とされていたが、最新情報によると、最低価格を100万元以上に引き上げたという。同ブランドはオフロードEVで、現時点では今年末のリリースを予定しており、ブランドや製品、販売・サービスネットワーク、オペレーションなどは、新しく独立したチームが担当するとみられる。
現在、中国国内の新エネルギー車(NEV)は急成長の途上にある。中国自動車工業協会(CAAM)のデータによると、22年1月~7月の中国国内におけるNEV販売台数は前年同期比1.2倍の319万4000台で、市場シェアは22.1%に達している。
今年3月からエンジン車の生産・販売を停止しているBYDは、NEV市場でのシェア獲得に向けた取り組みを加速させている。7月の販売台数は前年同月比183.1%増の16万2500台、また1~7月の累計新車販売台数は80万3800台に達し、世界NEV販売台数でテスラを抜き首位に立った。NEVの販売台数が急速に増加したことにより、BYDの上半期(1~6月)の純利益は前年同期比138.59%〜206.76%増の28億〜36億元(約560億~720億円)に達すると見込まれている。
(36Kr Japan編集部)
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