清華大学発スタートアップ、“創薬版ChatGPT”を発表 新薬開発の効率向上へ

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清華大学発のスタートアップ企業「水木分子(Pharmolix)」が9月21日、次世代の創薬向け人工知能(AI)アシスタント「ChatDD(Drug Design)」を発表した。ChatDDは”創薬版のChatGPT”と呼ばれ、創薬プロジェクトの立案、前臨床研究および臨床試験の全段階をカバーし、創薬専門家のアシスタントとして新薬開発の効率を向上させる。

水木分子は同日、世界初となる1000億パラメータのバイオメディカル向けマルチモーダル大規模言語モデル(LLM)「ChatDD-FM 100B」を発表した。LLMの中国語の性能を評価する

ベンチマーク「C-Eval」で、ChatDD-FM 100Bは医療専門分野の4項目で1位となった。対象となったLLMでは唯一、4項目の平均点が90点を超えた。

各業界では、AIの需要が増加するのに伴い、LLMの活用が徐々に拡大している。 医薬分野では、LLMは大量の医療データを分析し、医師が正確な診断や治療方針を策定するのをサポートする。また、創薬の現場では、新薬の発見・開発プロセスを加速するのに力を発揮する。 さらに、疾病予測や疫学的サーベイランスに利用し、公衆衛生の脅威にタイムリーに対策を講じるのに役立つ。このほかオーダーメイド医療にも広く活用され、患者のゲノム情報や病歴に基づき、オーダーメイドの治療計画を提供する。

(36Kr Japan編集部)

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