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高級電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR)」を展開する中国の「極氪智能科技(ZEEKR Intelligent Technology)」が4月12日、ニューヨーク証券取引所に提出していた上場目論見書を再び更新し、2023年の業績を公開した。
ZEEKRは2021年3月、中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)の非連結子会社として設立された。23年の販売(納車)台数は前年比65%増の11万9000台、24年1~3月期は前年同期比117%増の3万3059台だった。最高経営責任者(CEO)の安聡慧氏は、24年通年の販売目標を23万台に設定したと明らかにしている。
目論見書によると、ZEEKRの売上高は21年が65億2800万元(約1400億円)、22年が319億元(約6700億円)、23年が516億7000万元(約1兆1000億円)と順調に伸びる一方で、純損失は21年が45億1400万元(約950億円)、22年が76億5500億円(約1600億円)、23年が82億6400万元(約1700億円)と赤字が続いている。
ZEEKRはこれまでに、米インテル・キャピタルや中国車載電池大手のCATL(寧徳時代)、中国動画配信大手のBilibili(ビリビリ)のほか、インテル傘下で自動運転技術を手がけるMobileye(モービルアイ)のアムノン・シャシュア創業者兼CEOなどの出資を受けている。
現時点で、ZEEKRは新規株式公開(IPO)の価格レンジや目標とする評価額を明らかにしていない。同社の上場には依然として不確実性が残されている。
*2024年4月17日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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