中国・吉利傘下の高級EV「ZEEKR」、23年は大増収も赤字継続 NY市場への上場を推進

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ注目記事

中国・吉利傘下の高級EV「ZEEKR」、23年は大増収も赤字継続 NY市場への上場を推進

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

高級電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR)」を展開する中国の「極氪智能科技(ZEEKR Intelligent Technology)」が4月12日、ニューヨーク証券取引所に提出していた上場目論見書を再び更新し、2023年の業績を公開した。

ZEEKRは2021年3月、中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)の非連結子会社として設立された。23年の販売(納車)台数は前年比65%増の11万9000台、24年1~3月期は前年同期比117%増の3万3059台だった。最高経営責任者(CEO)の安聡慧氏は、24年通年の販売目標を23万台に設定したと明らかにしている。

中国新興EV販売、全体的に回復傾向  ファーウェイ支援の「AITO」が3カ月連続1位:24年3月

目論見書によると、ZEEKRの売上高は21年が65億2800万元(約1400億円)、22年が319億元(約6700億円)、23年が516億7000万元(約1兆1000億円)と順調に伸びる一方で、純損失は21年が45億1400万元(約950億円)、22年が76億5500億円(約1600億円)、23年が82億6400万元(約1700億円)と赤字が続いている。

ZEEKRはこれまでに、米インテル・キャピタルや中国車載電池大手のCATL(寧徳時代)、中国動画配信大手のBilibili(ビリビリ)のほか、インテル傘下で自動運転技術を手がけるMobileye(モービルアイ)のアムノン・シャシュア創業者兼CEOなどの出資を受けている。

現時点で、ZEEKRは新規株式公開(IPO)の価格レンジや目標とする評価額を明らかにしていない。同社の上場には依然として不確実性が残されている。

納車実績ゼロで評価額が1兆円に、中国吉利汽車傘下の高級EV「ZEEKR(極氪)」

*2024年4月17日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録