中国・ハイセンス、ASEANでテレビ40%増 傘下「レグザ」はベトナム生産も
中国家電大手、海信集団(ハイセンス)はこのほど、インドネシアの政府系ファンド、ダヤ・アナガタ・ヌサンタラ(ダナンタラ)と戦略的協力に関する覚書を締結した。
ハイセンスにとって、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場はグローバルな事業展開において成長ペースが最も速く、勢いが最も強いコアエリアの一つとなっている。テレビ製品の2026年第1四半期(1~3月)のASEANにおける市場規模は前年同期比40%以上増えた。運営の現地化や大画面化・ハイエンド化、サプライチェーン(供給網)の地方展開という三つの優位性を生かし、同社のテレビ製品はタイやベトナム、マレーシア、インドネシアなどの重要な市場で大きな進展を果たした。ブランド影響力と市場シェアが着実に向上し、グローバル競争の中で海外進出を図る中国家電メーカーの新たなベンチマークを打ち立てた。
同社はハイエンド化と大画面化の発展戦略を遂行し、ASEAN市場で優れた業績を達成した。65インチ以上の大画面テレビは25年通年の販売台数が前年比40%以上増加した。ミニLED搭載ハイエンド製品の販売台数は倍以上に増え、ハイエンド化で大きな成果を収めた。タイ市場では、ハイセンス系テレビの出荷台数のシェアが業界2位に浮上し、現地で最も競争力のある国際ブランドの一つとなった。
急成長の背後には、同社が整備を続ける現地化されたサプライチェーンという土台がある。25年3月25日にはベトナムで、傘下ブランド「REGZA(レグザ)」の工場が稼働を開始した。生産能力が東南アジアおよび欧州連合(EU)市場に広がっただけでなく、タイやマレーシア、インドネシア、ベトナム、シンガポール、フィリピンなど中核となる国も網羅し、地域市場での迅速な対応と安定納品の確かな土台を築いた。【新華社北京】