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米ウーバーテクノロジーズはこのほど、傘下のフードデリバリーサービス「Ubeer Eats(ウーバーイーツ)」のアジア事業拡大に向け、独デリバリーヒーロー傘下の料理宅配サービス「Foodpanda(フードパンダ)」の台湾事業を現金9億5000万ドル(約1500億円)で買収すると発表した。
買収取引は2025年前半に完了する見込みで、実現すればデリバリーヒーローはアジア市場から撤退することになる。
台湾の公平交易委員会(公正取引委員会に相当)の陳志民・副委員長は、ウーバーイーツとフードパンダが台湾市場で圧倒的なシェアを占めていると指摘。公平な市場競争を保護する観点から、買収の認可に慎重な姿勢を示している。
市場調査会社Measurable AIによると、23年8月時点の台湾シェアはフードパンダが52%、ウーバーイーツが48%で、フードパンダがわずかにリードしている。
フードパンダは20年9月に日本市場に参入したが、競合の増加や配達員の不足などに苦しみ、22年1月31日でサービスを終了した。23年12月には、中国フードデリバリー最大手の美団(Meituan)が、フードパンダの東南アジア事業を買収する方向で検討していると報じられた。
*1ドル=約155円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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