市場調査会社Canalysが1月16日に発表したリポートによると、2024年は中国本土のスマートフォン市場が2年ぶりに回復し、年間出荷台数は前年比4％増の2億8460万台となった。

市場シェア1位はvivoで17％、出荷台数は4930万台。2位のファーウェイは16％で、出荷台数は前年比37％増の4600万台に急増した。3〜5位は米アップル、OPPO、Honorの順だったが、いずれもシェア約15％と市場競争の激しさが浮き彫りになった。

2024年10～12月の出荷台数は、ハイエンド市場の盛り上がり、政策支援、販促キャンペーンに後押しされ、前年同期比5％増の7740万台となった。アップルは出荷台数1310万台で首位に立ったが、中国メーカー間で激化する競争が影響し、前年同期比で25％減少した。2位はvivo、3位はファーウェイで、シェアはそれぞれ17％だった。

Canalysは、1月15日に発表されたスマホ下取り補助金政策などを受け、2025年の中国スマホ出荷台数は2億9000万台を超えると予測している。

24年世界スマホ出荷、アップルが首位もシェア減少　3位の中国シャオミは拡大　

（36Kr Japan編集部）