中国で進む「低空経済」、都市競争力のトップは深圳 2位は北京

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新華社傘下の中国経済信息社はこのほど、低高度を飛ぶ有人・無人航空機を活用した経済活動「低空経済」の2024年都市競争力トップ50ランキングを発表した。首位は産業競争力指数が97.1の深圳市(広東省)だった。2位は95.5の北京市、3位は93.3の広州市(広東省)、4位は93.0の上海市、5位は89.9の南京市(江蘇省)。

地域別では、華東地域から26都市ランク入りし、中核勢力となった。同地域トップの上海は、イノベーション力で全国首位だった。

中国の「低空経済」関連企業数は25年1月時点で5万7000社以上、上場企業は127社と、市場の成熟度はまだ低い。注目すべきは、関連分野のハイテク企業が2830社を超え、「専精特新(専門化、精密化、特色化、斬新化)」の特徴を持つ企業は1300社以上になり、技術が低空経済の発展を主導する中核原動力となっている点である。

「低空経済」関連の特許件数を見ると、例えば注目が集まる「空飛ぶクルマ」と呼ばれる「電動垂直離着陸機(eVTOL)」は2300件に達している。

24年の関連企業による資金調達件数は1600件を超え、調達額は200億元(1元=約21円)以上となった。資金調達件数が最も多い地域は広東、浙江、江蘇、福建の4省だった。【新華社上海】

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