車輪型双腕ロボットで“世界シェア首位“。中国・Galaxea AI、評価額4600億円に
ロボット向けエンボディドAI(身体性を持つ人工知能)を手がける中国スタートアップ「星海図(Galaxea AI)」は、今年2月にシリーズBで10億元(約230億円)を調達したのに続き、追加ラウンドでさらに20億元(約460億円)を調達した。これにより評価額は200億元(約4600億円)を超え、中国のエンボディドAI企業の中で最高の評価額となった複数のベンチャーキャピタル(VC)、プライベートエクイティ(PE)ファンドのほか、華登科技(Huadeng Technology)や 藍思科技(Lens Technology)などの産業資本、 金浦投資(GP Capital)、北京市科技創新基金などの国有系ファンドも出資した。
資金はVLA(Vision-Language-Action)モデルと世界モデルといった基礎モデルの研究開発と、グローバルなエコシステム構築などに充てられる。
二足歩行に重点を置くロボット企業とは異なり、星海図は産業・商業環境での実際の「双腕操作」の活用に注力している。同社によると、2025年には車輪型双腕ロボット分野で世界市場シェア首位に立ち、150社以上に導入されている。搬送、移動、ピック&プレースなど、5つの主要用途で1000台規模の受注を確保しており、工場内搬送や物流・仕分けなどの分野で業界大手と協力関係を構築している。年内には1万台規模の量産を進める計画だ。
投資家向け情報サービス「CVSource(投中嘉川)」によると、4月1日時点で今年のロボット分野の資金調達件数は160件を超え、前年同期比で63%増加している。中でも市場の注目を集めるエンボディドAI企業「宇樹科技(Unitree Robotics、ユニツリー・ロボティクス)」は、今年3月に上海の新興ハイテク企業向け市場「科創板」へ新規株式公開(IPO)を申請、IPO後の時価総額は420億元(約9700億円)に達する見通しだ。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)