AIデザイン「Lovart」開発元、約490億円調達 評価額3200億円を突破
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AIデザインエージェント「Lovart」を展開する中国スタートアップ「演語科技(Evoken)」はこのほど、シリーズBの追加ラウンドで約3億ドル(約490億円)を調達した。調達後の評価額は20億ドル(約3200億円)を突破したという。
本ラウンドはGranite Asia(旧GGVキャピタル・アジア)、テンセント(騰訊控股)、順為資本(Shunwei Capital)が共同で主導し、高榕資本(Gaorong Capital)、アントグループ(螞蟻集団)、紅杉中国(Hongshan)などの既存株主も参加した。調達資金は研究開発の強化とグローバル展開に充て、AIクリエイティブプロダクトの機能向上とラインアップ拡充を進める方針だ。
今回、グループ全体の統一ブランドとして「Evoken」を初めて正式発表した。同社は独自の基盤モデル開発ではなく、複数の生成AIモデルを組み合わせた制作ツールとクリエイターコミュニティの構築を強みとし、専門的なコンテンツ制作のハードルを下げている。現在の主力事業は、AI画像生成コミュニティ「LiblibAI」、AIデザインエージェント「Lovart」(中国版「星流」)、AI動画制作プラットフォーム「LibTV」の3つだ。
このうち、LiblibAIは2023年にStable Diffusionのオープンソースエコシステムを基盤として立ち上げられ、累計ユーザー数は3000万人を突破。50万件超のAIモデルと1億点以上の画像・動画素材を保有し、中国最大級のAIクリエイターコミュニティの一つに成長した。
Lovartはサービス開始から5カ月で年間経常収益(ARR)が8000万ドル(約130億円)を突破した。LibTVもリリースから2カ月で売上高が13倍超に拡大し、すでに約1000のショートドラマ制作チームや映像制作会社に導入されているという。
同社によると、Evokenグループ全体のARRは2026年5月時点で3億ドルに達し、前年同期比で約3倍に拡大した。
*1ドル=約162円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)