中国のユニコーン企業が416社に増加、米国に次ぐ世界2位 AI分野がけん引
「中国ユニコーン企業発展報告書2026」が3月29日、北京で発表された。報告書によると、2025年12月時点で、中国のユニコーン企業は計416社となり、世界全体の約30%を占める。この規模は全体の49.8%を占める米国に次ぐ世界第2位となった。中国のユニコーン企業の平均評価額は38億6900万ドル(約6200億円)に達し、企業数と評価額はともに過去3年間の記録を更新しており、世界的には「米中がリードする」構図が続いている。
中関村ユニコーン企業発展連盟(Zhongguancun Unicorn Enterprise Development Alliance)の宣鴻理事長によると、現在、ユニコーン企業の4分の3以上がハード・コアテクノロジー(基礎科学や中核技術を基盤とする先端技術)分野に属しており、その評価額は全体の80%近くを占めている。中でも、人工知能(AI)分野は、企業数が69社、評価額が計6380億ドル(約100兆円)で各分野のトップを堅持し、平均評価額は100億ドル(約1兆6000億円)に迫っている。
都市別では、北京、上海、深圳がトップ3(第1ティア)を形成し、中国全国の評価額の7割近くを占めている。北京は116社、総評価額7419億ドル(約120兆円)で全国1位を維持し、AI分野だけでも40社を擁している。上海は製造業の高度化と消費のイノベーションに注力している。深圳は新消費が主導し、ハードテクノロジーが支える形となっている。広州、杭州、蘇州、合肥などの第2ティア都市は、それぞれ特色ある分野に特化することで、差別化による市場開拓を進めている。
成長サイクルから見ると、中国のユニコーン企業が設立から評価額10億ドル(約1600億円)を突破するまでには、平均で4年半を要する。このうち、新消費および小売の企業が最も早く成長し、商業宇宙分野は最も忍耐が試され、平均で6年を要する。
*1ドル=約160円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)