サムスンにもAI供給 中国LLM企業「ModelBest」、評価額4800億円突破
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中国の大規模言語モデル(LLM)企業「面壁智能(ModelBest)」はこのほど、新たに資金を調達した。出資者は中国政府系ファンドや国有企業、自動車メーカーなどの事業会社、ベンチャーキャピタルなど。今回の調達により、同社が2026年上半期に調達した資金は累計で50億元(約1200億円)を超え、評価額は200億元(約4800億円)を突破した。
面壁智能は2022年設立。クラウドに依存せず、スマートフォンやパソコンなどの端末上で動作する「エッジAI(オンデバイスAI)」の開発に注力している。少ないパラメーター数で高い性能を発揮するモデルを強みとし、同社の製品がスマートフォンや自動車、ロボットなど複数の業界ですでに実用化されている。
スマートフォン分野では、サムスン「Galaxy AI」中国版の端末内モデルを供給しており、複数のフラッグシップ機種で採用されている。独立系AIモデル企業として世界有数のスマートフォンブランドのサプライチェーンに参入した、中国国内唯一の企業でもある。
自動車分野では、同社のスマートコックピット・ソリューション「面壁智艙(SuperMate)」が、吉利汽車(Geely Automobile)「銀河M9」や長安マツダ「EZ-60」などの量産車に搭載されている。このほか、フォルクスワーゲンなどとも提携している。
エンボディドAI分野では、人型ロボットメーカー「楽聚智能(Leju Robotics)」 と共同で、クラウドの計算資源に依存せずローカルで動作する案内ロボットを開発した。また、宇樹科技(Unitree Robotics)などの四足歩行ロボットに、ナビゲーション機能や対話・操作機能を提供している。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)