シャオミ、初のEREV「SkyNomad」投入 「走る高級リビング」で勝負
中国の小米汽車(Xiaomi Auto)は7月30日、新シリーズ「SkyNomad(小米澎程)」を正式発表し、初めてレンジエクステンダーEV(EREV)市場に参入した。
発表会では、7人乗りフラッグシップSUV「SkyNomad N90 Max」と、5人乗り四輪駆動SUV「SkyNomad N70 Max」の2車種を公開し、同日から予約販売を開始した。予約価格はそれぞれ29万9900元(約620万円)、25万9900元(約540万円)で、9月の発売に合わせ、即納体制を整える。
同時に、小米はEREV向けの新たな「昆侖(Kunlun)技術アーキテクチャ」も発表した。「昆侖プラットフォーム」、「昆侖ハイパー・レンジエクステンダー」、「昆侖トータル・セーフティ」の3つの中核技術で構成される。SkyNomadシリーズは「可変式の大空間を備えたスマートSUV」と位置付けられ、走行性能を重視するEVシリーズ「SU7」「YU7」と並ぶ新たな柱となる。これにより、小米汽車はBEV(バッテリーEV)とEREVという2つの技術路線を展開する体制が整った。

同社の雷軍CEOは2車種を「移動するラグジュアリーなリビング」と表現。SUVならではの走行性能や悪路走破性を備えながら、キャンピングカーに近い広い室内空間と柔軟なレイアウトを実現していると強調した。
車内フロアは段差のないフラット設計で、ロングスライドレールを備え、前席は後ろ向きに回転でき、中列シートにはゼログラビティシートを採用している。通勤や家族旅行、アウトドアなど、用途に応じて室内レイアウトを自在に変更できる。フラッグシップモデルのN90 Maxは76kWhバッテリー、1.5リットルターボエンジンのレンジエクステンダー、デュアルモーターを搭載し、CLTCモードでの航続距離は最大1705キロメートルに達する。
発表会では、雷CEOが英語で「Only SkyNomad can do(SkyNomadにしかできないこと)」と宣言。このフレーズは、米アップルのティム・クックCEOが用いた「Only Apple can do」を意識したものではないかとの見方が広がり、中国のSNSで大きな話題となった。
(36Kr Japan編集部)