中国新興EV9月販売ランキング:リープモーターが3カ月連続10万台超、シャオミも4万台突破
中国の主な新興電気自動車(EV)メーカーが、2026年9月の販売(納車)台数を発表した。「零跑汽車(Leapmotor=リープモーター)」が3カ月連続の10万台超えを果たし、圧倒的首位の座を維持した。後続各社も2位の座をめぐって一進一退の攻防を繰り広げている。「小鵬集団(XPeng)」と「小米汽車(Xiaomi Auto)」はともに4万台を突破。ファーウェイのEVブランド連合「鴻蒙智行(HIMA)」、「蔚来汽車(NIO)」、「極氪(ZEEKR)」はいずれも約3万7000台で、僅差の競り合いとなった。
零跑汽車:10万5656台
零跑汽車(リープモーター)の9月の販売台数は、前年同月比58.5%増、前月比2.5%増の10万5656台だった。3カ月連続の10万台を突破で単月の過去最高を更新し、新興勢トップの座を揺るぎないものにした。
1~9月の累計販売台数は66万6539台となり、すでに2025年通期の実績を上回っている。年間販売目標100万台に対する達成率は66.7%となった。
海外事業も大きく伸び、業績を支えている。9月の輸出台数は2万7000台超、1~9月の累計では15万台を超えた。
小鵬集団:4万1256台
小鵬集団(XPeng)の9月の販売台数は、前年同月比0.8%減、前月比5.5%増の4万1256台だった。1~9月の累計販売台数は28万4367台で、年間販売目標とされる55万~60万台に対する達成率は47.4~51.7%となった。
7月に発表した新型SUV「MONA L03」は9月の販売台数が1万台を突破、香港やフィリピンなどでも納車が始まっている。
さらに、フラッグシップSUV「G9L」についても、9月17日に中国で発売。10月には仏パリでグローバル発表会を行い、海外市場にも順次投入する計画だという
小米汽車:4万台超
スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が手がける「小米汽車(Xiaomi Auto)」は、9月の販売台数が4万台を超えたと発表した。過去5カ月連続で「3万台超」の水準を維持していたが、9月は公表値が跳ね上がった。
9月に投入したレンジエクステンダーEV「SkyNomad」シリーズが、発売初月に1万台超を売り上げ、販売台数を押し上げた。
同社は正確な販売台数を公表していないため、小鵬との実際の順位差は確定できない。各月の公表値を合計すると、1~9月の累計販売台数は少なくとも26万9000台を超え、年間販売目標55万台の達成率は48.9%以上になったとみられる。
鴻蒙智行:3万7490台
ファーウェイが自動車メーカー各社と共同で展開するEVブランド連合「鴻蒙智行(HIMA)」の9月の販売台数は、前年同月比29.2%減、前月比11.0%減の3万7490台だった。
1~9月の累計販売台数は約36万7200台で、年間販売目標100万~130万台に対する達成率は36.7〜28.2%となった。
蔚来汽車:3万7408台
蔚来汽車(NIO)の9月の販売台数は、前年同月比7.7%増、前月比4.4%増の3万7408台だった。ブランド別では、主力の「NIO」が2万1318台、「楽道(ONVO)」が8763台、「萤火虫(firefly)」が7327台だった。
1~9月の累計は前年同期比49.2%増の30万301台。年間販売目標とされる約45万6400~48万9000台に対する達成率は61.4~65.8%となった。
極氪:3万7216台
吉利汽車(Geely Automobile)傘下の高級EVブランド「極氪(ZEEKR)」の9月の販売台数は、前年同月比103.9%増、前月比0.6%増の3万7216台だった。8カ月連続で前年同月比、前月比とも伸びた。
発売から1年を迎えた高級SUV「ZEEKR 9X」は、9月に7000台超を販売。ドイツ市場にも進出した。
1~9月の累計販売台数は約28万8400台で、年間販売目標30万台に対する達成率は96.1%となった。新興EV上位7社のうち、年間目標の達成に最も近づいている。
理想汽車:3万1817台
理想汽車(Li Auto)の9月の販売台数は、前年同月比6.3%減、前月比15.6%減の3万1817台だった。8月には前年同月比で増加に転じたものの、9月は再び減少した。1~9月の累計販売台数は前年同期比1.3%減の29万3436台だった。
10月には2026年モデルの「Li i6」を発売。パリ・モーターショーで欧州初公開し、欧州市場にも投入する計画だという。
(36Kr Japan編集部)