クラウドサービスの「金山雲」がナスダック上場申請、最大約551億円を調達予定

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クラウドサービスの「金山雲」がナスダック上場申請、最大約551億円を調達予定

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4月17日、米国証券取引委員会(SEC)はソフトウェア大手「キングソフト(金山軟件、Kingsoft)」傘下のクラウドベンダー「金山雲(Kingsoft Cloud)」が、ナスダック上場に向け登録届出書(Form F-1)を提出したことを明らかにした。目論見書によると、金山雲の2017、2018、2019年の売上高はそれぞれ、12億3600万元(約189億円)、22億1800万元(約338億円)、39億5600万元(約602億円)で、この3年間の年平均成長率(CAGR)は79%だった。2019年の売上総利益は第3四半期と第4四半期が黒字に転じ、通期での黒字を達成した。

5月4日、同社が米証券取引委員会(SEC)に新たな目論見書を提出した。目論見書では、金山雲は米国預託株式(ADS)を2500万株(3億7500万株の株式と同程度、1ADSは普通株15株に相当)発行する予定で、証券引受業者は同書の交付後30日以内にADSを最大で375万株追加購入できるとしている。

また、金山雲は公開価格について1ADS当たり16~18ドル(約1700~1900円)になると予測しており、つまりこれは同社が今回のIPOで4億~4億5000万ドル(約425億~約478億円)の調達を目指しているということだ。さらに証券引受業者による追加購入分を加えれば、調達額は最大で5億1800万ドル(約551億円)となる。

現在のところ、金山雲の既存株主である金山軟件とシャオミ(小米科技)はそれぞれ、当初売出価格に基づき最大2500万~5000万ドル(約27億~53億円)相当のADSを購入する意向だ。仏資産管理会社「Carmignac Gestion」及びその関連企業も金山雲のADSを最大5000万ドル(約53億円)相当分購入する方向で考えているという。

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