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北京時間7月25日早朝、中国の新興電気自動車(EV)メーカー「理想汽車(LEADING IDEAL)」が米国証券取引委員会(SEC)に更新後の上場目論見書を提出した。同社は米国預託株式(ADS)を1ADS当たり8~10ドル(約840~1050円)で9500万単位発行するという。引受会社に対しては1425万ADSを追加で取得する権利(グリーンシューオプション)も付与されるため、これらに基づいて計算すると、理想汽車のIPOでの調達額は8億7400万~10億9300万ドル(約918億~1148億円)となり、既存株主への3億8000万ドル(約400億円)分の株式割り当てを加えると、調達額合計は最大14億7300万ドル(約1548億円)規模になる見通しだ。
今回更新された目論見書では、著名投資ファンド「高瓴資本(Hillhouse Capital)」も理想汽車のIPOに参加し、このうち3億ドル(約315億円)相当を購入する意向があることが明らかにされた。理想汽車は7月31日、ナスダック上場する予定だという。
また、中国企業情報検索サイト「天眼査(Tianyancha)」のデータで、理想汽車が属する「北京車和家信息技術有限公司」の資金調達情報が同25日付けで更新された。それによると、同社は生活関連O2Oサービス大手の「美団点評(Meituan Dianping)」、美団の創業者でエンジェル投資家の王興氏と王慧文氏、人気ショート動画アプリ「TikTok」などを運営するバイトダンス(字節跳動)らからの戦略的出資として合計3億8000万ドルを調達した。
これに先だって報じられたニュースでは、理想汽車はこれら4者をコーナーストーン投資家として、美団点評から3億ドル(約315億円)を、王興氏から3000万ドル(約32億円)を、王慧文氏とその家族が間接的に所有する会社「Kevin Sunny」を通して2000万ドル(約21億円)を、バイトダンスから3000万ドル(約32億円)を調達したという。
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