京東、家電量販大手の五星電器の完全子会社化により実店舗販売強化へ

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8月12日、EC大手の京東(JD.com)が新会社設立に関する記者会見を江蘇省南京市で行った。同省に本拠を置く家電量販チェーン「五星電器(Five Star Appliance)」の完全子会社化により設立された新会社の仮称は「京東五星電器集団有限公司」で、同社は独立経営を維持する。

今後5年間における京東の目標は、全国の県級都市(地方の中小都市)や、主要農村部における市場をカバーすることだ。そして2025年までに、営業面積が5~10万平方メートルの大型店舗「京東超体店」を20店、同1~2万平方メートルの「城市旗艦店」300店をオープンするほか、五星電器による農村部の個人経営電器店支援プロジェクト「万鎮通」のチャネルを活用した「万鎮通門店」5000店舗を展開していく計画だという。

五星電器は1998年に設立された。現在江蘇省や浙江省など7省に、300以上の自社直営店舗など1000店以上を展開している。京東はこの五星電器を子会社化することにより、ライバルの「蘇寧(Suning)」が幅を利かす家電オフライン市場に攻勢をかけ、「オフラインでも京東家電」を目標に邁進していく腹積もりだ。

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