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米国現地時間12月10日、Facebook傘下のInstagramは、ショート動画シェア機能「Reels(リール)」にショッピング機能を追加した。
ベンチマークとする人気ショート動画アプリTikTok(中国国内版は「抖音(Douyin)」)に対抗する機能であるReelsは2020年8月に米国でローンチされて以来、Facebookの支援を重点的に受けている。まずFacebookは大金を投じてTikTokから優秀なクリエイターを引き抜き、その後ReelsをInstagramのナビゲーションバーの中央に配置。現在はメイクアップやスキンケア、および商品の使い方などを始めとするショッピング関連のコンテンツが大量に掲載されている。
今回のアップデートによるInstagramのショッピング機能強化は、一世を風靡したTikTok、およびそれがもたらしたソーシャルECと切っても切れない関係にある。TikTokは若いユーザーのソーシャルメディアとの関わり方を再定義し、2020年にはInstagramを抜き去り、世界で最もダウンロードされたアプリの1つとなった。
10月末、TikTokはカナダの大手ECプラットフォーム「Shopify」とECで提携し、広告配信やブランドプロモーションを増加させることでInstagramの市場に食い込んできており、InstagramがEC展開を加速させた要因となっている。
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