セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
米Apple専門メディア「Apple Insider」の報道によると、Appleは今後数ヵ月以内にMR(複合現実)対応のヘッドセット型デバイスをリリースするようだ。
Appleは先頃、6月7日から11日までオンラインで「世界開発者会議(WWDC2021)」を開催することを発表したが、MRヘッドセットの披露は大っぴらにしたくないようだ。ブルームバーグの報道によると、発表会に参加するのは、どうやら社員、メディア、提携パートナー、開発者など、ほんの一握りの人たちだけになると見られる。
Appleによるヘッドセット開発のニュースは2015年から伝わるようになったが、初期段階における最大の論点は、同社が開発しているのはVRデバイスなのかARデバイスなのか、ということだった。しかし現在、AppleはARに直接切り込むつもりのようだ。
2021年3月、Apple製品に詳しい「天風国際証券(TF International Securities)」のアナリスト郭明錤(Ming-Chi Kuo)氏は同社のMR/AR製品について、2022年に頭部に装着する「ヘッドマウントタイプ」、2025年に「眼鏡タイプ」、2030年から2040年に「コンタクトレンズタイプ」の製品と、3段階に分けてリリースされるだろうとの予測を示していた。
このヘッドセットの価格はおそらく非常に高額に設定されるだろう。米テック系ニュースサイト「The Information」の報道によると、Appleは内部で検討を行った際、価格を3000ドル(約33万2000円)程度に設定すべきという考えが示されたという。この価格はMicrosoft製MRヘッドセット「HoloLens」の3500ドル(約38万7000円)と同水準で、Facebookの「Oculus」を大きく上回るものだ。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録