日産、英国に大規模EVバッテリー工場 中国系企業が運営担当

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日産、英国に大規模EVバッテリー工場 中国系企業が運営担当

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日産自動車が、英国サンダーランド(Sunderland)工場内にバッテリー生産施設を新設し、年間20万台の電気自動車(EV)に搭載するバッテリーを生産する予定で、同国政府と綿密な交渉を行っている。外国メディアが関係者の話として報じた。

特筆すべきは、日産のサンダーランド工場のバッテリー生産施設は、日産にバッテリーを供給している中国の「エンビジョンAESC(遠景AESC)」が運営を担うことだ。同社は中国の再生可能エネルギー大手「エンビジョングループ(遠景科技集団)」が2019年に日産自動車傘下のバッテリー企業「オートモーティブエナジーサプライ(AESC)」を買収し、設立した企業だ。

エンビジョングループは新エネルギー技術で世界をリードする企業グループであり、スマート風力タービン中国第2位のサプライヤーでもある。同社はスマート風力タービン、スマート風力発電所、スマート太陽光発電、世界最大のエネルギーIoTプラットフォーム「EnOS」などの製品や技術サービスを提供し、世界全体で100ギガワットを上回るエネルギー資産を管理している。

現在、エンビジョンAESCは米国のテネシー州、英国のサンダーランド、日本の神奈川県、中国の江蘇省無錫市と内モンゴル自治区にEV向けバッテリーの生産工場を構えている。内部関係者によると、今後エンビジョンAESCは欧州での展開に重点を置くとのことだ。

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