シャオミが過去最大の組織改革。若手登用しスマート家電を強化

小米科技(シャオミ)は13日、大規模な組織改革を発表した。シャオミは何度も組織改革を実施しているが、今回は過去最大規模となる。

主な改革ポイントは以下の通り。

1、グループ組織部とグループ参謀部を新設し、本部の管理機能を強化する。

2、テレビ部、エコシステム部、MIUI部、ネットエンターテイメント部の4事業部を10の事業部に再編する。

シャオミの従業員宛てのメールには、「企業の持続的な発展のため、我々は組織管理、戦略計画などを最重点事項に位置づける。事業面では、インターネット事業とスマートハードウェアを強化する」と記載している。

シャオミのスマートフォン事業は薄利多売モデルのため、利益率が低い。また、国内市場では比較的高いシェアを持ち、市場の成長が鈍化する中で、これ以上のシェア拡大は容易ではない。一方、海外事業は急成長しており、海外でのスマホ出荷台数の伸びは国内を大きく上回っている。とは言え、海外市場も青天井というわけではなく、スマホよりもインターネット事業の方が、成長の余地が大きい。

長期的にはスマホよりもスマート家電の成長性が大きく、今回の組織改革で、シャオミはテレビ部、ノートPC部、スマートハードウェア部、IoTプラットフォーム部と、スマートハードウェアに関連する部署を4部設立した。

特にシャオミのスマートハードウェアへの期待が分かる部分がある。

一点目は、テレビ部がテレビ事業だけでなく、エアコン事業化も担当していることだ。シャオミテレビ(Mi TV)はスマホ以外で最も成功したハードで、わずか数年で中国でトップシェアを獲得した。テレビ部がエアコンの事業化を管轄することで、その分野への野心の大きさがうかがえる。

二点目は、ノートパソコンだけで一部署になっていることだ。パソコン市場は非常に大きく、シャオミや華為技術(ファーウェイ)のような後発者にとっても、参入のチャンスはある。一方で、この市場は競争が激烈で、スマホメーカーの成功例は非常に少ない。

スマホ、テレビ、エアコン、PC、ルーターは、シャオミは100社以上と提携しており、大きなエコシステムを築いている。スマート家電市場はスマホほど大きくないかもしれないが、品目は非常に多く、IoTなど新たなチャンスもたくさんある。

シャオミの雷軍CEOは全従業員に宛てたメールで、「シャオミは創業8年で、売上高1000億元(約1兆6000億円)超、2万人近い従業員を抱える企業になった。老兵なくして継承なし。新軍なくして未来なし。我々は若い管理幹部を育成、抜擢し、能力とやる気のある若者たちに、戦いの中で学び、成長してもらいたい。今回任命する十数人の総経理のうち、大多数が80後(1980年代生まれ)だ。野心を持って、ヒーローを輩出していこう」と呼び掛けている。

(翻訳・浦上早苗)

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