中国富豪ランキング、ジャック・マーがトップに返り咲き。資産額4兆円超
シンクタンクの胡潤研究院は10日、中国富豪ランキング「2018年胡潤百富榜」を発表した。トップはアリババの馬雲(ジャック・マー)会長で、資産額は2700億元(約4兆4000億円)だった。2位は恒大集団の許家印董事長(資産額2500億元)、3位は騰訊(テンセント)の馬化騰CEO(2400億元)。

胡潤研究院を運営する英国人会計士ルパート・フーゲワーフ氏は「2人の馬と許家印が中国三大企業家の地位を確立している。4位とは資産額で1000億元の差がある」とコメントした。
昨年、資産額2900億元でトップに立った許家印氏は、資産額を400億元減らした。恒大の業績は堅調で、今年前半の売上高は前年同期比25%増の3000億元、純利益は530億元を上回り、不動産業界トップだった。ただし株式市場の低迷を受け、恒大の株価は下落が続いており、許家印氏自身の資産縮小を招いた。恒大はEVメーカーのファラデー・フューチャーともトラブルを抱えており、心配事は尽きない。
ジャック・マー氏は4年ぶりにトップに返り咲いた。アリババの業績が好調だったほか、アリババの金融事業を担うアント・フィナンシャル(螞蟻金服)の評価額の上昇が貢献した。マー氏は来年の会長引退を発表している。
馬化騰氏の資産額は、1年前から100億元減少。同氏が富豪ランキングで首位を獲得して以来、初めての資産減となった。テンセントはゲーム事業の不振で株価が低迷しており、時価総額が世界のテック企業トップ10から脱落した。
このほか、微信(We Chat)を活用し急成長する新興ECの拼多多(Pinduoduo)創業者の黄峥氏が資産額950億元で、初のランキング入り(13位)。テンセントが出資し、今年香港で上場した美団点評(Meituan-Dianping)の王興氏が資産額390億元で58位だった。
(翻訳・浦上早苗)