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フランスのデジタルバンク「Qonto(クォント)」がシリーズDで5億5200億ドル(約627億円)を調達した。リード・インベスターは「Tiger Global(タイガーグローバル)」と「TVC」、既存株主のテンセント(騰訊)も追加出資を行った。資金調達後、同社の評価額は50億ドル(約5680億円)に達した。
米調査会社「CB Insights」の統計によると、Qontoの現在の評価額は、先頃資金を調達したリファービッシュ・中古デバイス専門マーケットプレイスを運営する「Back Market」に次ぐものだという。Back Marketはフランス最大のユニコーン企業であり、評価額は57億ドル(約6480億円)。
テンセントはこの他に、英国の「Monzo Bank」、ドイツの「N26」、シンガポールの「Tyme」などにも出資している。そのうち、テンセントから数回にわたり出資を受けたブラジルの「Nubank」はニューヨーク上場を果たしており、中南米で最も時価総額が高い銀行だ。
Qontoは2017年に事業を開始し、主に中小企業やフリーランサー向けに事業用口座、記帳、経費管理サービスを月額9ユーロ(約1170円)から提供している。現在フランス、ドイツ、イタリア、スペインで展開し、顧客数は約22万人。
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