中国半導体「SMIC」、22年業績は過去最高 売上高に占める米国顧客の比率が約21%

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中国半導体受託製造最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)はこのほど、2022年12月期の監査済み決算を発表した。

売上高は、21年の54億4000万ドル(約7180億円)から33.6%増の72億7000万ドル(約9600億円)となった。粗利益率は21年の30.8%から38.0%に、株主に帰属する純利益は21年の17億ドル(約2240億円)から18億2000万ドル(約2400億円)に増加し、いずれも過去最高を記録した。

22年は累計751万811枚のウエハを生産し、709万8458枚を販売した。デバイス別の売上高では、スマートフォン向けが27%、スマートホーム向けが14.1%、コンシューマ電子機器向けが23%を占め、その他が35.9%だった。ウエハサイズ別では、8インチウエハが33%、12インチウエハが67%。売上高に占める中国顧客の比率は74.2%、米国顧客は20.8%、欧州とアジアの顧客が5%だった。

SMICの高永崗会長は株主への書簡で、「ここ数年、半導体産業をめぐる国際環境は新たな変化を遂げており、グローバル化した専門分野ごとの分業体制に影響が出ている。当社は、登記地をケイマン諸島とし、中国に拠点を置き、世界中にサービスを提供している。独立性と国際化の原則を守り、合法的かつコンプライアンスに基づいた運営を行い、世界中の顧客に品質の高い製品とサービスを提供できるよう努めている」と述べた。

*23年3月29日のレート(1ドル=約132円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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