中国発コーヒー器具「TIMEMORE」、22年の海外売上高は約20億円 美しさと使いやすさが人気

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中国のコーヒー市場はここ数年で爆発的に拡大しており、スターバックスや瑞幸咖啡(luckin coffee)に続く新興カフェブランドも台頭している。例えば、スペシャルティコーヒーを提供するカフェブランド「Manner Coffee」は、2020年末からのわずか半年間で4回の資金調達を完了し、評価額約30億ドル(約4400億円)のユニコーン企業に成長した。

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コーヒー市場の急拡大は、コーヒーに関連する中国ブランドの成長も後押ししている。ハンドドリップ用のコーヒー器具ブランド「TIMEMORE(タイムモア)」は、その代表だろう。

タイムモアは2012年に設立され、プロの経験に基づいた美しく使いやすいコーヒー器具を提供してきた。主な製品は、コーヒーポットやコーヒーミル、ドリップポット、サイフォン、電子秤などで、一般消費者向けからプロ仕様まで幅広い価格帯の製品を取りそろえている。例えば、人気の手回し式コーヒーミルは、299~1699元(約6000~3万4000円)の5モデル展開となっている。

タイムモアは、製品のシンプルさと使いやすさで瞬く間に注目を集め、急成長を遂げた。20年末には初の海外オンラインショップを米アマゾンにオープン。同社の製品は現在、日本やタイ、米国、ドイツなど数十カ国・地域に向けて販売され、人気を博している。

同社によると、22年の売上高は2億6000万元(約50億円)で、うち海外売上高が1億元(約20億円)に上ったという。

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*23年9月2日のレート(1ドル=約146円、1元=約20円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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