中国・長光衛星、約1200億円調達 商用衛星で国内2位の大型調達
中国の商用衛星リモートセンシング企業「長光衛星技術(Chang Guang Satellite Technology)」はこのほど、株式による資金調達で約50億元(約1200億円)を調達した。中国の商用衛星・衛星コンステレーション分野における単一ラウンドとしては、2024年に「垣信衛星科技(SSST)」が調達した67億元(約1600億円)に次ぐ国内2位の規模となる。
長発集団(CCDG)と陸石投資(Landstone Capital)が主導し、既存株主の海通創新(Hai Tong Innovation)、深創投集団(SCGC)なども出資した。資金は、衛星の量産体制の強化、「吉林1号(Jilin-1)」による衛星コンステレーションの構築推進、リモートセンシングデータの活用分野拡大に充てられる。
長光衛星は14年末、吉林省および中国科学院長春光機所が中心となり設立された。衛星の研究開発・製造から運用管理、リモートセンシング情報サービスまで一貫して手が掛ける中国初の商用リモートセンシング衛星企業だ。これまで累計30回の打ち上げを実施し、「吉林1号」衛星161基を軌道投入した。世界最大のサブメートル級商用リモートセンシング衛星コンステレーションを構築し、年間200基規模の量産体制も備えている。
同社は22年、上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板(Star Market)」へのIPO(新規株式公開)を申請し、同年に受理された。想定調達規模から算出した当時の企業評価額は約257億元(約6200億円)。24年末に上場申請を撤回したが、現在は上場計画を再始動している。中国シンクタンク胡潤研究院の「グローバルユニコーンインデックス2025年」によると、最新の評価額は約145億元(約3500億円)で、以前の水準から低下した。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)