中国版TikTok「抖音」、動画の有料視聴を試験導入 クリエーターの収益化を強化

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中国版TikTokとして知られる動画投稿アプリ「抖音(Douyin)」がこのほど、動画コンテンツの有料視聴サービスを試験導入した。36Kr傘下のメディア「Tech星球」が報じた。

同サービスは、動画を投稿するクリエーター自身が設定して利用する仕組みで、現時点では一部のクリエーターのみを対象としている。有料コンテンツを投稿するためには、30日以内にアカウント停止となった記録がないこと、フォロワーが10万人に足していることが条件で、実名認証も必要となる。

有料化された動画の一部は無料でお試し視聴でき、料金を支払えば続きも見られるようになる。支払いにはアプリ内通貨の「抖幣」(1抖幣= 0.1元=約2円)を使用する。価格はクリエーター自身が決定する。

抖音は2021年、動画コンテンツの有料視聴サービスを開始したが、当時のサービスはショートドラマに限定されていた。あるクリエーターは、良質な動画コンテンツの制作には多くの資金が必要だとし、有料視聴サービスが開始されれば、クリエーターが資金を獲得する手段が増えるのは間違いないと指摘した。

1話3分で楽しめるショートドラマが熱い。中国発の人気アプリは月間190万DL、日本発「BUMP」も勢い

*2023年11月22日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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