DeepSeek×Unitree、「頭脳」と「身体」を融合 フィジカルAIで資本業務提携

上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」への上場を目指す中国の人型ロボット(ヒューマノイド)大手、宇樹科技(Unitree Robotics)が、AI企業のDeepSeek(ディープシーク)を戦略投資家として迎え入れた。

Unitreeが開示したIPO関連資料によると、DeepSeekの運営会社である杭州深度求索人工智能基礎技術研究は約1億4000万元(約34億円)を出資し、戦略的割当で93万3400株を取得する。今回の発行株式数の2.31%に相当し、上場後の持ち株比率は約0.2%となる見通し。なお、ロックアップ期間は36カ月となる。

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DeepSeekとUnitreeは、いずれも浙江省杭州市に本社を置くスタートアップ企業だ。2025年2月には、DeepSeek創業者の梁文鋒氏とUnitree創業者の王興興氏が、習近平国家主席が主宰した民営企業座談会にそろって出席。中国の次世代AI・ロボット産業を代表する起業家として注目を集めていた。

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資本参加以上に注目されるのが、両社が同時に結んだ戦略提携だ。

DeepSeekとUnitreeは、汎用人工知能(AGI)やフィジカルAIを軸に研究開発や製品開発で協力する。DeepSeekがフィジカルAI関連の事業や応用を進める際にはUnitreeの製品・技術を優先的に採用し、Unitreeが人型ロボット向けAIモデルを開発する際には、モデル学習や技術開発でDeepSeekと優先的に連携するという。

中国の人型ロボット産業は、完成機やハードウエアのサプライチェーンですでに規模の優位性を築いている。一方、AIモデルやデータ、環境認識・自律制御といった「知能」の高度化は、依然として重要な課題となっている。

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今回の提携は、大規模AIモデルに強みを持つDeepSeekと、ロボットの量産やモーション制御で実績を持つUnitreeが、それぞれの強みを持ち寄るものだ。Unitreeにとってはロボットの知能化を加速する一方、DeepSeekにとってはAI技術をデジタル空間から物理世界へ広げる足掛かりとなる。

*1元=約24円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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