旅先体験予約サイト「KLOOK」がシリーズE+で約300億円調達 初の年間黒字を達成

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ注目記事

旅先体験予約サイト「KLOOK」がシリーズE+で約300億円調達 初の年間黒字を達成

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

香港に拠点を置く旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」が、シリーズE+で2億1000万ドル(約300億円)を調達した。ベッセマー・ベンチャー・パートナーズが出資を主導し、BPEA EQTやエイティナム・インベストメント、ゴールデン・ビジョン・キャピタル、タイのカシコン銀行なども出資した。

調達した資金は主に、(1)全世界の目的地のサプライチェーンおよびサービスの強化、(2)インフルエンサーマーケティングとコンテンツマーケティングの拡大、(3)自動翻訳、コンテンツ生成、顧客サービス向けチャットボットなど人工知能(AI)技術の統合によるイノベーションの推進、の3分野に充てる方針だという。

Klookは2014年に設立され、アジア太平洋地域をリードする旅先体験予約サイトに成長。観光地の入場チケットやアクティビティ、交通(鉄道チケット、車のチャーター、レンタカー)などを提供している。

今回のシリーズE+以前に実施した数回の資金調達で、すでに計7億2000万ドル(約1000億円)余りを調達していた。これまでの出資者にはソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)も含まれている。

旅行市場回復の初期段階にもかかわらず、Klookは目覚ましい業績を上げている。2023年初めには黒字化を達成。23年の予約総額(年換算)は、新型コロナウイルス流行前の19年の3倍に増加し、30億ドル(約4400億円)に達した。

香港ユニコーンの旅行サイト「KLOOK」、24年に米上場へ ソフトバンクG系も出資

*2023年12月9日のレート(1ドル=約145円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録