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ショート動画の世界的大流行を追い風に、中国発のショートドラマが2023年から海外市場で急速な成長を遂げている。
ショートドラマとは、1話の長さが短く、スピーディーにストーリーが展開する縦型画面向けのミニドラマを指す。一般的に制作費が安く、制作期間が短く、ドラマチックなストーリーで瞬時にユーザーを引き付ける。
調査会社センサータワーは、このほど発表したリポートで、中国発ショートドラマの海外での人気はここ半年で急速に高まったと指摘した。24年2月末時点で、ショートドラマを配信する40以上のアプリが海外市場に参入しており、過去1年間の累計ダウンロード数は約5500万回、アプリ内課金による収益は1億7000万ドル(約255億円)に達している。
海外向けショートドラマ配信アプリのうち、「ReelShort」はダウンロード数が全体の52%、収益は全体の48%と、市場の半分を占めて首位に立った。九州文化が提供する「ShortTV」は東南アジア市場で大きく伸び、サービス開始からわずか6カ月で海外市場での累計ダウンロード数が2位に入った。
米国はショートドラマ配信アプリの激戦地で、中国発の主なアプリも売上高の6~7割を米国市場から得ている。
嘉書科技が提供する「TopShort」は、日本市場をターゲットとしている。24年2月の売上高は前年同月比で110%増加し、日本市場で売上高とダウンロード数が最も多いショートドラマ配信アプリとなった。
*2024年3月19日のレート(1ドル=約150円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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