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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は6月20日に開いた開発者向け年次イベント「ファーウェイ・デベロッパー・カンファレンス(HDC)2025」で、独自開発の基本ソフト(OS)「鴻蒙(ホンモン、Harmony)のエコシステムが急速に発展し、開発者が800万人以上に上ることを明らかにした。
同社のデータによると、現在は3万本余りの鴻蒙向けアプリとクイックアプリの開発・更新が行われ、業種は行政や医療、工業など20近くに及ぶ。さらに、アリババグループ傘下のコミュニケーションプラットフォーム「釘釘(ディントーク)」、動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)」運営会社の北京抖音信息服務(バイトダンス)が手がける企業向け業務効率化ツール「飛書」など100以上の業務プラットフォームが鴻蒙に対応しており、利用する企業は約3800万社に上る。
鴻蒙は2023年9月25日にアプリを全面展開し、独立したエコシステムの構築も始まった。
ファーウェイはHDC2025で、次世代OS「鴻蒙6」の開発者向けベータ版も発表した。システムアーキテクチャとソフトウエア、ハードウエア、チップ、クラウドを垂直統合することで、人工知能(AI)をOSベースに組み入れている。鴻蒙のエコシステム向けAIフレームワーク「ハーモニーエージェントフレームワーク(HMAF)」も発表し、意思決定や共同作業の能力を備える全く新しいAIエージェントを導入したエコシステムが構築される見通し。【新華社北京】
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