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中国新エネルギー車(NEV)大手の比亜迪(BYD)はこのほど、2025年1~6月の累計販売台数が前年同期比33%増の214万5954台だったと発表した。うち海外販売は132%増の47万86台となり、24年の年間海外販売台数を上回った。
欧州市場では、スペインの平均月間販売台数が1万台を超えて市場シェアが9.7%に達し、イタリアでは1〜6月の新車登録台数が9000台を超え、市場シェアが10%を突破した。また、ブラジルでは1〜6月の販売台数が前年同期比45%増の4万7000台となり、同国のNEV市場でトップを独走している。
東南アジア市場も好調で、タイでは2万4072台を売り上げ、バッテリーEV市場で首位を維持(シェア35%)。シンガポールでは4667台を販売し、21カ月連続でNEV販売トップを維持した。インドネシアでは1万4092台を販売した。
BYDの広報部門の責任者を務める李雲飛氏は、25年の海外販売目標を約80万台とし、東南アジア、中南米、欧州の3地域に集中する方針を明らかにしている。
BYDは輸出能力強化のため、26年までに自動車運搬船8隻からなる「海外輸送船団」を構築する計画で、総積載台数は6万7000台、年間輸送能力は100万台を超えると見込まれている。8月6日には7隻目となる「鄭州号(BYD ZHENGZHOU)」がマレーシアに到着し、現地消費者への自動車の引き渡しに備えている。
(36Kr Japan編集部)
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